独特の存在感と演技力で、多くの作品に欠かせない俳優・映画監督のオダギリジョーさん。
そんなオダギリジョーさんに、「がんを患っているのではないか」「余命が短いらしい」といった心配な噂がネット上でささやかれています。
果たしてその噂は事実なのか、それとも根拠のない憶測なのか?
今回は、がんの噂の出どころや背景について、じっくり深掘りしていきます。
目次
オダギリジョーはがん?噂の真相を調査!
まず大前提として、現在までにオダギリジョーさんが「がん」を患っているという確定情報は一切存在していません。
所属事務所からも病気に関する声明は出ておらず、ご本人が公の場で「がんである」と明かしたこともありません。

にもかかわらず、グーグル検索では「オダギリジョー がん」というキーワードが関連ワードとして表示されています。
なぜ、このような深刻な病気の噂が出回ってしまったのでしょうか?
それには、あるインタビューでの“印象的な発言”が影響しているようです。
噂の発端はインタビューでの意味深発言
オダギリジョーさんががんではないかと疑われるようになった大きなきっかけは、2019年に行われた記者会見での言葉でした。
この年、オダギリジョーさんは映画『ある船頭の話』で長編映画監督デビューを果たしました。

その際、海外メディアから「なぜこのタイミングで監督業に挑戦したのか?」と問われたオダギリジョーさんは、次のように答えたのです。
「詳しくは話せないんですけど」と前置きし、 「健康診断の結果が、あまり良くなくて。 大げさな話、残された自分の時間を改めて考えて、 やっぱり映画が撮りたいと思った」と神妙な面持ちで語った。 引用元:映画.com
この「残された時間を考えた」という一言が、“余命を意識しているのでは?”“重い病気を抱えているのでは?”といった噂を加速させる原因になったようです。
オダギリジョーはがんを告白していない
オダギリジョーさんは病名については伏せており、「健康診断の結果が良くなかった」としか述べていません。
健康診断の数値が悪い=がんというわけではなく、血圧やコレステロール、肝機能など、さまざまな項目で異常が出る可能性があるため、特定の病気を決めつけるには情報が足りないのが実情です。
また、のちのインタビューでは再検査の結果「すべて正常だった」と明かしており、当初の不調が深刻な病気ではなかったことが分かっています。
そのため、がんに関する噂は「発言の一人歩き」と「情報の憶測化」が合わさって生まれたデマに近いと考えられます。
オダギリジョーの次男急死で誤解も
オダギリジョーさん本人ではなく、ご家族に起きた出来事が、健康に関する誤解を招く要因となった可能性もあります。
2015年4月、当時1歳だったオダギリジョーさんの次男が「絞扼性イレウス(こうやくせいイレウス)」という重篤な腸の病気で亡くなるという悲しいニュースが報じられました。
俳優のオダギリジョー(39)と女優の香椎由宇(28)夫妻の次男が、絞扼性(こうやくせい)イレウスのため1歳9日で急死したことが24日、わかった。両者の連名のFAXで発表された。 引用元:ORICON NEWS
このニュースをきっかけに、「オダギリジョーさんが病気で入院した」「深刻な疾患を抱えている」というような情報が、まるで本人の話であるかのように誤って広がってしまったようです。
実際には病気だったのは御子息であり、オダギリジョーさんではありません。
ネットの情報はひとつの文脈や言葉の切り取り方によって、まったく違う印象を与えることもあります。
オダギリジョーの病歴とは?心臓病での入院経験があった!
オダギリジョーさんは、2014年に心臓の病気で10日間入院していたという事実をテレビ番組で明かしています。
これは2014年4月22日放送のバラエティ番組『おしかけスピリチュアル』で、スピリチュアル女子大生CHIEさんの霊視を受けた際に明かされました。
番組内でCHIEさんから心臓の不調を言い当てられ、オダギリジョーさん自身がその場で告白しました。
「実は2014年の年始に心臓を悪くして、10日ほど入院していたんです」 引用元:『おしかけスピリチュアル』にて
「家族とごく一部の関係者しか知らない話だったので驚きました」
この入院については家族と事務所関係者しか知らなかったため、番組内で初めて公表された形となりました。
とはいえ、その時の入院は10日ほどで済んでおり、深刻な後遺症などはなかったようです。
このことから、オダギリジョーさんの健康状態が現在も悪い、あるいは寿命が短いという見方はやや過剰な不安だと言えるかもしれません。
現在のオダギリジョーの体調と活動は?
2025年現在のオダギリジョーさんは、変わらず俳優業・監督業ともに第一線で活躍中です。

とくに注目されているのが、脚本・監督・編集・主演まで一人で手がける最新作『THE オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ MOVIE』。
この作品は2025年秋に公開予定で、現在もプロモーションや撮影関連の活動を精力的に行っていると見られています。
このように、重病説を感じさせないほどアクティブに活動されていることから、現在の体調は概ね良好であると考えられます。
また、NHKやJ-WAVEの番組でもレギュラー出演が続いており、メディア露出も減っていません。
結論:オダギリジョーはがんではない!
ここまでの情報を整理すると、オダギリジョーさんに関する「がん」「余命」「重病」といった噂は、以下のようないくつかの出来事の重なりによって生まれた誤解だとわかります。
噂が広まった理由まとめ
- 2019年のインタビューでの「残された時間を考えた」発言
- 一時的に健康診断の数値が悪かったこと
- 過去の心臓病での入院歴(公表されていなかった)
- 長男の死因(絞扼性イレウス)と本人が混同された説
上記すべてが「がん」であることを裏付ける要素ではなく、憶測に尾ひれがついて拡散された情報が噂の正体です。
実際には、再検査では異常なし、現在も活発に創作活動を行っていることから、オダギリジョーさんの体調は安定していると考えてよいでしょう。
オダギリジョーの余命についてまとめ
オダギリジョーさんにまつわるがんの噂は、発言の切り取りや誤解が原因となって広まったものであり、現時点で深刻な健康問題を抱えているという確たる情報は確認されていません。
俳優としてだけでなく、映画監督や脚本家としても次々に新しい挑戦を続けるオダギリジョーさん。
2025年秋の新作映画も含め、これからの活躍にもますます注目が集まります。
健康を第一に、今後も素敵な作品を私たちに届けてくれることを期待したいですね!
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